台湾人のアイデンティティについて。台湾の人たちは自分たちのことをどう思ってるか。

台湾style

 

本記事は台湾について詳しくない方に向けたもので、大部分の台湾の人たちは自分たちのことをどう思っているか、という考え方についての解説です。

具体的には、以下の①②③で言うと、どう思っているのかです。

①台湾人

②中国人

③それ以外

 

結論から言うと、ほとんどが①台湾人だと思っています。

細かくは人により変わりますが、大部分の話です。

私の妻は台湾人ですが、日本は正式に台湾を国家と認めていないので、日本で入籍する時に国籍の欄に「中国」と書かなければならず、そのことに憤慨していました。ちなみに、最終的には中国(台湾)と書いて出しました。

台湾人は本省人と外省人に分かれる

画像引用:GAHAG

台湾の近代史から見て、台湾人は大きく以下の2つに分かれます

❶本省人(元々台湾にいた)

❷外省人(中華民国設立時に台湾に来た)

 

❶本省人(元々台湾にいた)は、当然自分たちを台湾人だと思っています。

❷外省人(中華民国設立時に台湾に来た)は、60年も70年も前の話ですから当時移動してきた人はもうあまり生きてません。彼らの子孫は台湾で教育を受けて台湾で育っているので、ほぼ❶と同じアイデンティティを持っています。

在日コリアンが自分を日本人だと主張するのと同じように、育った環境がアイデンティティを形成するのは当然のことだと言えます。

よって、現在の台湾人の大部分は、自分たちのことを①台湾人だと思っていることは明白です。

一部❷よりも後から移住してきた人は状況が違うので例外です。

 

台湾人のアイデンティティの形成

画像引用:667037

台湾は歴史的にみると、主にオランダ、スペイン、清、日本などの国に統治されてきました。

日本が統治したことが良かったとか悪かったという話は置いておいて、事実として日本統治時代に以下の部分で大きな変化があり「台湾人のアイデンティティの形成」が大きく進んだと言えます。

  • インフラが整った
  • 教育がすすんだ
  • 共通言語ができて少数部族間でも意思の疎通が可能になった
  • 大陸からの移民とも交流が進んだ

 

上記のような歴史もあって、台湾人の中には、「台湾は日本だ」と言う人もいます。ただし、台湾に親日家が多いのは事実ですが、当然ながら中にはそう思っていない人も大勢います。

 

台湾はそもそも台湾人のもの

中国が2020年‐2025年で台湾統一を計画しているようで、2020年1月11日の台湾総統選挙に関しても結果次第で経済制裁を開始するような圧力をかけていました。

中国は台湾を自国領土の一部だと認識していて、国民は学校教育でもそのように教えられています。

台湾ではそのような認識は一切ありません。

大部分の台湾人は、台湾と中国は別の国だ(一緒にしないでほしい)と思っています。

2020台湾総統選挙の結果について解説、実際なにが起きているのか

 

台湾は中国の一部という言い分について…

画像引用:falco

台湾は清の時代でも、清の国土ではなく準属州という扱いになっていました。

その後、日本に譲渡された⇒中華民国が建国した、という流れで今に至ってますので、中華人民共和国の一部だという中国の主張はいささか強引だと言えます。

しかしながら、中国本土で中華民国は共産党に敗れて中華人民共和国が誕生したので、言ってみれば中華人民共和国に統一されたようなものです。この観点から、台湾に残る中華民国も統一すべきだという言い分も、彼らの立場から見れば完全否定することは難しいのかもしれません。

台湾統一とか台湾独立とかよりも、そもそも中国共産党政府が変化してくれることが一番の願いです。

 

中国政府、メディア、国民は台湾をどう思っているか。台湾総統選挙のあとの反応を見てみる。