台湾で現地採用として働く場合の給料やメリットのまとめ

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ここでは台湾で現地就職して働くときの給料やメリット・デメリットなどを紹介します。

私自身台湾で現地採用で7年ほど働いていたので、経験に基づいて解説したいと思います。

最近は日系企業もコスト削減のために駐在員を減らして日本人の現地採用や現地スタッフに任せる傾向が強くなっています。

台湾はある程度成熟していて、現地採用で働く日本人はすでに数多くいますし、台湾にはもともと日本語が堪能な台湾人もたくさんいます。

なので、日本人の現地採用の需要がこれから爆発的に伸びることは無いと思いますが、日台関係も友好ですし日本人でなければできない仕事は変わらず存在し続けますので、これからも一定の需要はあるかと思います。

関連記事:

台湾で現地採用の仕事を探す方法5つと、就労ビザについて。

台湾で永住権を取得する方法についてのまとめ

 

現地採用の給料は?

現地採用として働くことを考えるときに、まず最初に気になるのが収入面かと思います。

待遇について、せっかくなので駐在員と比較しながらみてみます。

現地採用 駐在員
給与 現地給のみ(例:5万元前後) 日本給+現地給(例:30万円+10万元)
住居 自己負担(例:1万元程度の1R) 会社負担(例:3万元程度の2LDK)
日本の保険/年金 自己負担(海外転居届を出す場合年金の加算もなし) 日本勤務同様
一時帰国等の手当て なし 会社が半年や1年に1度の渡航費を負担
仕事の責任 比較的軽い 比較的重い
仕事上の付き合い 付き合いは少なく自由度が高い 飲み会やゴルフなど付き合いが多い
上記はあくまでも一般的な例で、勤務先や職種により状況は異なります

私たち日本人が台湾で働く場合、台湾の法律で外国人の最低賃金というものが定められてます。

額はおよそ576,000元/年(月平均48,000元)と規定されています。

よってこれを下回る額しか支給しない会社は、完全なブラック企業でしかも国への申告も誤魔化していることになりますので気を付けてください。

ちなみに台湾人の平均月収は約5万元と言われていますが、上位層が平均を一気に持ち上げているので、普通のサラリーマンだと3-4万元ぐらいです。サービス業の人たちは2万元代の人が多いです。

 

現地採用として働くメリットは?

わざわざ待遇の悪い現地採用として働くメリットとしては何があるのか?

いくつかありますので順に紹介します。

台湾に長期滞在できる

現地採用で働く場合、会社がビザを申請して1年もしくは2年ごとに更新していくので、あたなと会社の間の契約も1年ぐらいで交わすことが一般的になるかと思います。

ただし形式上必要な契約を交わすのが目的で、双方問題なければ基本的には半永久的に長期間働くことが可能です。

よって長期滞在できるというのが、一番大きなメリットかと思います。

個人の意思でどうしても台湾に住みたい場合は、現地採用として働くのが一番確実です。

駐在員は、断ることもできますが基本的には選択の余地なく会社が指示した場所に会社が指示した期間のみ駐在することになります。希望して台湾に駐在できるなんてことはそうそうありません。

そもそも駐在員として長期滞在するような人は、語学力はまだいいとしても間違いなく専門分野での高度なスキルや経験が必要とされるでしょう。入り口はかなり狭いです。

中国語の勉強がしやすい

現地採用で働くと現地の水準で生活をしますので、おのずと駐在員が行くような場所からは離れ、台湾人がいる場所に行くようになります。

また家探しも自分でやったりしていれば、いやでも中国語は上達します。

最初の数か月は苦労するかもしれませんが、中国語を勉強するにはうってつけの環境です。

自分の時間が確保しやすい

最初に駐在員と比較しているように、現地採用のポジションは比較的責任が軽く、仕事上の付き合いなども少ないのが普通です。

もともと台湾は残業しない文化なので、日本でサラリーマンをやるよりも自分の時間が確保できます。

自分の時間ができればネットで副業しても良いし、台湾人の友達をつくって中国語を勉強したり、せっかく台湾にいるから色んなところに遊びに行ってもいいですね。

仕事のプレッシャーが少ない

駐在員と比べると圧倒的に仕事の責任やプレッシャーは少ないです。

また日本と比べた場合でも台湾で働く方が仕事のプレッシャーが少ないです。

日本での仕事は、なかなか形容しがたいですが気疲れすることが多いです。

海外で働いてみればよく分かりますが、日本は無駄なルールや縛りが多くて疲れるし、辟易とすることが多々あります。

台湾は大雑把というかおおらかというか、仕事より家庭を優先する国民性や文化もあって、仕事に対して感じるプレッシャーは圧倒的に少ないです。これは台湾に限らずアジア全般で言えることだと思います。

次のステップのために現地採用を利用する

あとこれはメリットとは違いますが、現地採用という働き方を次のような目的で利用することもできます。

  • 語学留学したいけどお金がないので、現地で働きながら中国語を勉強する

⇒お金を稼ぎながら留学していると考えれば一石二鳥ですね。

  • 将来的に永住権をとって台湾でフリーランスとして働く、もしくは起業するなど

⇒台湾の永住権は連続5年働くことで申請資格を得ることができます。独立するための土台としてまず現地採用から入るのは手堅い一つの方法です。

 

永住権取得についての情報は下記の記事で紹介していますのでご参考ください。

台湾で永住権を取得するメリットと申請条件まとめ

その他

当たり前ですが外国にいると周りはほぼ外国人なので、孤独に感じるかと思いきやあまり周りと関わらないでもいいと言うか、知っている人もいないといった解放感があります。

また、次の生活費の部分でも説明しますが、人によっては日本で働くよりも貯金できるかもしれません。



台湾での生活費はどれくらい?

駐在員との比較でみると相当差があるけど、現地採用の給料で生活していけるの?貯金できるの?

確かに駐在員と比べるとかなりの差がありますが、それでも現地の人たちの平均よりは高い給料をもらえます。

当然現地の人たちはその給料で生活しているので、駐在員が高めの日本食レストランに通うような無駄な贅沢をしなければ、現地採用の給料でも十分余裕をもって生活できます。

参考として、以下は台北で1R一人暮らしした場合の例です。

項目 月額(元) 備考
家賃 10000 キッチン無し
食費 12000 400元x30日
水道光熱費 2000
通信費 1000
交通費 1000
その他 1000

※台湾では一般的に会社から交通費が支給されず、通勤交通費は自己負担になります。

仮に支出が上記例の合計27,000元として

収入は48,000元から税金/保険で3,000元程度引かれて45,000元とします

18,000元(約6.5万円)は余るので、まだ少し贅沢しても十分貯金できますね。

日本で働いてても5万貯めれるか微妙だったら、台湾で働くのも全然悪くないですよね。

それぞれの費用は上記例より抑えれる余地は全然ありますので、まだまだ余裕はあるかと思います。

 

個人的におススメする生活方法

台北の部屋は狭くて家賃が高いので、郊外に住めば同じぐらいの値段でもっと広い部屋でジム・プール付きのマンション住むことができます。

個人的には台北の狭い家でストレスをためるよりも、郊外の静かな場所で広い家に住んで精神的にも安定した暮らしをすることをおススメします。

郊外に住むと交通費がかかりそうに見えますが、2018年から台北はMRTやバスの定額制が導入されたので、交通費の上限は月1280元でどこまででも乗り放題になります。休みの日の外出も交通費を気にする必要がなくなりますので、すごくお得です。

通勤は日本の首都圏ほど混まないので、電車やバス通勤はそこまで苦にはならないかと思います。台湾人は実家暮らしの人が多く、自宅から遠くにある会社に就職する人はそんなに多くいませんし、バイク通勤の人も多いです。

また、台湾の携帯電話は通信容量無制限が当たり前なので、自宅にネットを引かなくても全然やっていけます。

関連記事を貼ってますので必要な方はご参考ください。

実際に生活して体感した台湾のスマホ通信事情について

実際に住んでみて分かった台湾の賃貸事情について

 

まとめ

ここまで現地採用で働く場合のメリットやその給料について解説してきました。

台湾で現地採用として働いても、十分に貯金しながら生活できますし、プレッシャー少なく仕事ができます。人によっては日本で働くよりも貯金できるかと思います。

年々日本人の海外志向も強まってますし、時代はすでに、日本に生まれたからずっと日本に住み続けるなんて時代ではなくなっています。もっと自由に選択できるようになっています。

日本が嫌だという理由でもいいですし、海外に出ればそれまで気づかなかった日本の異常さや日本の良いところにも気付けると思います。

台湾は世界一の親日国なので、移住・永住も視野に入れて現地採用から始めてみても良いと思います。

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