台湾で現地採用の仕事を探す方法5つと、就労ビザについて。

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皆さんこんにちは。

ここでは台湾で現地採用の仕事を探す方法についてご紹介します。

方法はいくつかありますので、順番に解説します。

ちなみに私は台湾で7年ほど仕事をして、台湾現地での転職もしたことがありますので、その時にネックになった就労ビザについてもあわせて解説したいと思います。

台湾で現地採用として働く場合の給料やメリットのまとめ

 

現地採用の仕事を探す方法

画像引用:tingyaoh

日本人が台湾での現地採用の仕事を探す方法はいくつかあります。

  1. 現地採用のポジションを日本の本社で募集している(割合は少ないが駐在員ポジションを募集しているケースもある)
  2. 現地の日系人材会社(パソナ台湾、インテリジェンス台湾など)に紹介してもらう
  3. 現地の求人サイト(1111、104など)に登録して自分で探す
  4. 留学から始めて就活する
  5. その他の方法(知人の紹介など)

ここから順番に細かくみていきます。



1.あらかじめ日本で探していく

台湾での仕事をあらかじめ日本で見つけて、それから台湾に渡航するのが一番安全な方法です。現地採用枠であっても渡航費や引っ越し費用を負担してもらえる可能性もありますし、交渉も可能です。

エージェントは複数ありますが、アドバイザーが面談から語学力チェックまでしてくれて色々サポートしてくれるパソナグローバルがおすすめです。ただし求人はややハイクラスで、ある程度の語学力や専門スキルが問われるケースが多いかと思います。

自分で探すタイプの転職サイトも色々ありますが、情報収集~応募~面接の段取りや交渉まで自分で行うことになります。面接は最近はまずはスカイプなどで行ってくれる会社も多いですが、最終面接はやはり現地でという場合が多いです。

僕が以前見ていた中から1つサイト名を挙げるとすると、アジア勤務に特化したカモメアジアがあります。他にも色々あるので検索してみてください。

2.現地の日系人材会社に紹介してもらう

台湾にも日系の各大手人材会社が進出しており、パソナ、インテリジェンス、リーラコーエンなどがあります。どこも日本人スタッフが在籍してますので、連絡はしやすいですね。

ちなみにこれらの人材会社の日本人スタッフも現地採用として働いています。

日本からこれらの現地の人材エージェントに連絡することは可能ですが、基本的に面接は現地で行うことになると思います。

3.現地の求人サイトに登録して自分で探す

台湾の就職・転職サイトはいくつかありますが、ほぼ1111と104の2強です。

  

一部日本人向け求人で日本語で記載されているものもありますが、サイト自体が中国語というのもあり、それなりの中国語力がないとこの方法で探すのは難しいかと思います。

自分で情報収集して探すので時間はかかりますが、エージェントの紹介と違って直接企業に応募するかたちになるので、自分のペースでできることと、テンポが速いといえば速いかもしれません。

求人は日本人/台湾人どちらも可というポジションもたまにありますが、その場合はビジネスレベル以上の中国語が要求されると思った方がいいです。

4.留学後に就活をする

台湾に留学する日本人がそのまま現地で就職するというパターンですが、実際に探す方法としては上記の2エージェント、3サイトを使うか、留学先の学校に紹介してもらう等になります。

台湾滞在中に就活できるので、日本から転職するよりも落ち着いて探すことができるのは間違いないでしょう。

5.知人の紹介

台湾の会社は、大企業を除けば日本みたいに厳しく何度も面接をする会社は少ないですし、紹介で就職する人も多いです。

人手不足の時に、会社が社員に頼んで友達や知り合いを紹介してもらって増員するパターンも結構多いです。

知り合いに台湾で働いている人がいれば、その人の会社もしくは取引先などで募集していないか聞いてみた方がいいかと思います。チャンスは十分あると思います。

現地就職のネックとなる就労ビザ

画像引用:OpenClipart-Vectors

台湾でもその他大半の国も同じですが、外国人の雇用には政府の制限があります。

台湾で働きたいと言ってもどこでも働けるというわけではありません。

会社があなたの就労ビザを申請して許可がおりて初めて仕事できるようになるわけですが、多くの会社は配偶者ビザや永住権を持っている人材を優先して採用する傾向があります。(配偶者ビザや永住権を持っている人は、会社が就労ビザを申請する必要なく働くことができます)

台湾政府は自国民の雇用を守るため、企業に外国人を採用できる人数を制限しています。

この制限によってそもそも1-2名しか外国人を雇用できない企業もあるので、すでにビザを持っていて外国人の人数枠を消費しない人材を探している企業が多いです。

企業側もなかなかビザ持ちの人材が見つからずに妥協することはありますが、企業が妥協するタイミングと応募するタイミングが重なることが条件になりますね。

中には人数枠に余裕のある企業や枠を使い切っても構わないと考えている企業もあるので、選択肢が狭まりますが、まずはこのような企業に優先して応募するしかありません。

また、就労ビザ申請の要件として「大卒で2年以上の職務経験」もしくは「高卒の場合は5年以上の職務経験」が必要になります。

高卒や大卒ですぐに台湾就職したいという願いは残念ながら叶いません。

ちなみにここで言う「職務経験」については、企業が申請書類に記載するだけなので、実際は経験が無くても問題ないです。実際に審査機関が職場にやってきて職務経験の有無を調査するようなことはありません。

なお設計開発者の場合はこの大卒高卒とかの制限は免除されるようですが、そもそもそれなりの技術や経験を備えているはずなので、上記の学歴や年数の条件に自動的に当てはまることになるかと思われます。

仮に大卒直後ですでに開発者としてハイレベルな状態で要件を満たすといった場合……これはどうなるのか分かりません。。

台湾における外国人労働者について



余談になりますが、台湾における外国人労働者は大きく分けて、熟練労働者と非熟練労働の2つがあります。

日本人の場合は前者にあたり、後者はアジアから出稼ぎにくる製造業や介護業の人たちが該当します。

熟練労働者には最低賃金が定められており、その額はおよそ576,000元/年(月平均48,000元)と規定されています。

よってこれを下回る額しか支給しない会社は、完全なブラック企業でしかも国への申告も誤魔化していることになります。

熟練労働者は、特定の職務にその外国人が必要であることがビザの申請条件にあるので、日本人の場合は、日系のメーカー、飲食店、ホテル、旅行会社など主に該当してきます。

ちなみに2018年の外国人労働者に関するデータでは、台湾で働く外国人労働者(熟練)は約3万人いて、日本人はそのうち約25%を占めて第1位、以下アメリカ、マレーシアとなっています。

就労ビザの制限がない日本語教師

画像引用:GHAG

さきほどビザによる就労制限の話をしましたが、例外としてビザの制約がない職業があります。

それは日本語教師です。

ビザの制約なく働くことができるのですが、1つ非常に大きな問題があります。

それはズバリ、収入です。

日本語教師として働く場合、熟練労働者とは別枠になります。

そして最低賃金576,000元の規定からも除外されます。

つまり、収入は完全に現地スタッフと同じかそれ以下の金額になります。

ある程度の講習は必要ですが言ってしまえば日本語さえ話せればできる仕事ということになるので、敷居は低くなっています。

実際の給料はどれぐらいかというと、20,000元かそれ以下ぐらいの月収で、当然ボーナスもないし家賃も交通費も自己負担、おまけに複数の学校を移動する際はそれにかかる交通費も自己負担になると、実際に日本語教師をやっていた方から聞きました。

敷居が低いとはいえ、これは日本人にとって間違いなく一番厳しい条件の仕事だと思います。

 

まとめ

以上ここまで台湾で現地採用の仕事を探す方法を解説してきました。

ビザの制限もあるため日本と同じようにはいきませんが、仕事を探す方法はいくつかあり、台湾で働きたい気持ちがあれば仕事は見つかるかと思います。

台湾はある程度成熟していて、現地採用で働く日本人はすでにたくさんいます。それに台湾は日本語が堪能な現地人も多いので、現地採用の需要が爆発的に伸びることは無いと思いますが、日本人にしかできない仕事を変わらずありますので、一定の需要はあります。

台湾で現地採用として働く場合の給料やメリットのまとめ