簡体字の歴史と、簡体字と繁体字の面白い違いまとめ

中国語学習

 

中国語の繁体字と簡体字について

台湾の方のまとめで物凄く参考になる、というか面白い話がありました。

台湾に交換留学に来ていた中国人が、中国に戻った後に書いた言葉だそうです。

中華文化は5000年もの歴史があるが完璧に保存されているのは中国ではなく台湾だ

中国で簡体字化された漢字と、簡体字化されていない漢字について、上手にまとめ上げているのでここから紹介させて頂きます。

中国簡体字の歴史

まず簡単に、簡体字の歴史についてですが

中国の簡体字の歴史は意外にまだ浅く、中華人民共和国が建国されたのと同じ時期の1950年代に制定されました。

それまでは中国でも台湾や香港と同様に伝統的な繁体字が使われていました。

簡体字といっても、すべての漢字が簡略化されたわけではなく、簡略化された漢字と以前そのままの繁体漢字が混ざっている状態にあります。

いまでは中国大陸に加えシンガポールやマレーシアといった東南アジアの中国語圏でも簡体字が使われています。

 

簡体字化された漢字

以下は中国で繁体字⇒簡体字に簡略化された漢字の例です。

参考日本語訳もあわせて記載してみます。

親⇒亲

親卻不見

親が見えない

愛⇒爱

愛而無心

愛に心がない

產⇒产

產卻不生

産むのに生きない

廠⇒厂

廠內空空

工場内は空っぽ

麵⇒面

麵而無麥

麺に麦がない

運⇒运

運而無車

運ぶ車がない

導⇒导

導而無道

導く道がない

兒⇒儿

兒卻無首

児に首がない

飛⇒飞

飛卻單翼

飛ぶ翼がない

雲⇒云

有雲無雨

雲なのに雨がない

開⇒开

開關無門

開く門がない

鄉⇒乡

鄉裡無郎

郷に男がいない

故意にやったのかと思うぐらい、肝心なところが消されちゃってますね。

 

簡体字化されなかった漢字

続いては繁体字⇒繁体字に(ほぼ)据え置きされた漢字の例です。

魔 仍是魔

魔は魔のまま

鬼 還是鬼

鬼はやっぱり鬼

偷 還是偷

盗みはやっぱり盗み

骗 還是騙

騙しはやっぱり騙し

贫 還是貧

貧はやっぱり貧

毒 還是毒

毒はやっぱり毒

黑 還是黑

ブラックはブラック

赌 還是賭

博打はやっぱり博打

贼 仍是賊

悪人は悪人のまま

こんな感じでしょうか。

これだけ見ると狙って作ったのか、と言うぐらい纏まってますね。

 

まとめ

良い漢字は簡略化してしまって、悪い漢字は残してしまったという皮肉な例でした。

うまくまとめられた話ですが、こういう見方をするのも非常に興味深くて面白いですね。

勉強になります。