ロッテと楽天の中国語が紛らわしすぎる問題

中国語学習

 

皆さんこんにちは。

今日はタイトルにもある通り、ロッテ(Lotte)と楽天(Rakuten)の紛らわしい中国語問題を取り上げてお話します。

すでに知っている方もいるかもしれませんが

台湾にて

ロッテの中国語(通称)は

「乐天/樂天」

楽天の中国語(通称)は

「乐天/樂天」

 

そう、同じなんですね。

我々日本人はこの2社が全く関係ない別の会社であることを知っていますが、実は多くの台湾人には同じ会社だと誤解されてるようです。

今回はこのロッテ・楽天問題を、中国と台湾でそれぞれどう認識されているか詳しく解説したいと思います。

まずは日本におけるロットと楽天から見ていきたいと思います。

ロッテはどんな会社?

ロッテと言えばまず思い浮かぶのはチョコレートでしょうか。

そもそも日本企業なのか、韓国企業なのか?

よく分かりませんよね。

ロッテの詳細は以下の通りです。

  • 創業は日本
  • 創業者は韓国出身
  • グループ構造上トップの「ロッテホールディングス」と資産管理会社は日本法人
  • 日韓基本条約で国交が回復してから韓国に進出
  • 2015年現在グループの売り上げの9割以上は韓国

https://ja.wikipedia.org/wiki/ロッテグループ#韓国ロッテグループ

つまり、元々は日本企業で構造上のheadは日本にあるものの、トップが韓国人で事業規模も韓国側が圧倒的。つまり、実質は韓国企業ということが分かりますね。

そしてwikiを読んでてつまづく;

この「株式会社ロッテ」は、2007年に「株式会社ロッテホールディングス」に変更。

その中から菓子メーカー事業を引き継いだ子会社「株式会社ロッテ」を設立。

ややこしい…。

㈱ロッテ ⇒ ㈱ロッテホールディングスになって ⇒ ㈱ロッテを子会社化…

「㈱ロッテ製菓」とかだったら分かりやすかったですね(笑)

㈱ロッテホールディングスの傘下には

【日本】ロッテ、ロッテリア、ロッテホテル、千葉ロッテマリーンズ

【韓国】ロッテ・ジャイアンツ、ロッテ製菓、ロッテ百貨店、ロッテ免税店

などがあります。

 

楽天はどんな会社?

今や日本で知らない人はいないと思いますが…

楽天株式会社(Rakuten, Inc.)

設立1997年

元々はECモールが事業の中心でしたが、今はオンライン株式販売やクレジットカード事業での収入がメインのオンライン金融事業者になっています。

関連会社には、楽天モバイル㈱、楽天カード㈱、その他があります。

https://ja.wikipedia.org/wiki/楽天

続いて中国語と台湾でどのように認識されているのか見ていきましょう。

中国でのロッテ

中国でロッテは「乐天」

「乐天」といえば、一般的にはロッテグループ=乐天集团のことを指します。

ロッテは韓国の5大グループの1つで、世界のグローバル企業Top500。世界20か国で事業を展開、中国市場には1994年に参入して以来、食品、小売り、旅行、石化、建設、製造、金融など多領域で事業展開しています。

中国内でも2015年時点で24つの省で事業展開していて、かなり認知度は高いようです。

中国での楽天(Rakuten)

中国で楽天(Rakuten)は「乐酷天」でしたが…

(どうもロッテが先に「乐天で商標登録したので乐酷天になったらしいです)

乐酷天は2010年に設立したものの、2012年には撤退してしまいました。

早くに撤退したのもあり、楽天(乐酷天)は中国でそんなに認知されていないようです。

中国で日本の楽天を紹介するときは、乐天株式会社(Rakuten)と言っています。(https://baike.baidu.com/item/乐天株式会社

 

台湾でのロッテ

台湾のロッテは「樂天(通称)」です。

「樂天」と言えばLOTTEでしょ?

ロッテの方がお菓子や韓国のホテルなどで先に浸透したためです。

私は日本に住んでるから楽天知ってるけど、知らない人はロッテと楽天おなじだと思ってるよ。

台湾でも楽天(Rakuten)の様々なサービスが出てきているので徐々に認知されてきてますが、ロッテと同じ会社だと思っている人は多いようです。

なので、台湾ではロッテと楽天がごちゃ混ぜになっています。

「樂天(通称)」としているのは、実際に「楽天株式会社」のような企業が存在しないからです。

台湾国内に存在するロッテグループの企業と言えば「台灣樂天製菓」(2005年設立)ですが、通称はやっぱり「樂天」です。

以下はHPの切り取りですが、LOTTEの文字がなければ楽天(Rakuten)と間違えそうです。

また、「台灣lotte」で検索してみると、wikiがあります。

この「樂天集團」は台湾国内で展開されているロッテではなく、韓国を中心にグローバル展開しているロッテグループを指しています。

そして本文の直前に、「樂天(Rakuten)ではない」と書いてあります…。

台湾での楽天(Rakuten)

台湾での楽天(Rakuten)も「樂天(通称)」です。

こちらも通称としているのは、同じく「楽天株式会社」のような企業が存在しないからです。

台湾にあるのは次の2社です。

台湾楽天市場股份有限公司(台湾楽天市場) – 2007年設立

台灣樂天信用卡股份有限公司(台湾楽天カード) – 2014年設立

「台灣樂天」で検索すると、台灣樂天製菓(ロッテ)は一番下の方で、上位は全て楽天(Rakuten)です。

にも関わらずロッテと思われている…。

台湾でも「Rakuten」のロゴが使われているので、実際にショッピングやカードを利用している人はロッテとの違いを知っているかもしれませんし、これからもっと認知されていくと思います。

私も日本に来てなかったら知らなかったわ~

まとめ

中国の「乐天」はロッテグループ

台湾での「樂天」は主にロッテ、ときどき楽天

ということが分かりました。

非常にややこしい話で、台湾ではこれからも誤解が続いていきそうですが…(笑)

このことを知らずに台湾や中国の人と会話したら、話が噛み合わないかもしれませんね(笑)